What is  "OM1 JL" ?

ビルが天才的若手ジャズミュージシャン「ジュリアン・レイジ」に初めて出会ったのは2014年のことです。二人はそれぞれの思う「クラフト」について深い会話をいくつも交わしました。ジュリアンのギタリストとしての深い洞察力は、コリングス・トラディショナルシリーズを作るにあたりキーパーソンとなりました。ビルが2017年7月にこの世を去るまで続いたこのレアなコラボレーションは、古き良きソウルを持った新たなギターを生み出すこととなりました。。それが、このトラディショナル・シリーズの新たなモデル「The Julian Lage Signature OM1」です。このモデルはOM1Tを基本としているが、いくつかキーポイントとなる点があります。このモデルのネックは他のコリングスでは感じない感触。ジュリアンの1939年製 Martin 000-18をモデルとしています。このプリウォー時代の宝石は、彼の2015年のソロアルバム「World's Fair」で聴くことができます。そしてこのギターは、彼のアコースティックツアーのメイン器として何年も使用されていました。彼のOOO-18のネックは、当時の製作法にて手作業で削られサンディングされており、長年弾きこまれたことでネックの先が見てわかるように先細となっていました。ジュリアンにとって、この特別なネックがホッとする時でありました。コリングスではこのネックを入念に研究をし、この引き込まれたアシンメトリーな感覚をこのシグネチャーモデルで精密にリメークすることに成功しました。1 11/16"nut幅をOOO-18ネックに採用し、フレットボードはオリジナルのショートスケールからジュリアンの希望により25 1/2"へと長くされております。ジュリアンは、トーンとヴィンテージギターの経年によって生まれるメロウなフィニッシュの美しさの両方に重きを置いています。それを再現するために、ヴァーニッシュ塗装をしようすることも考えましたが、理想的な薄い塗装とヴィンテージ感を表現するためにカスタムのサテンフィニッシュを使用することに行き着きました。ジュリアンにとってこの新しいフィニッシュは感触だけではなく、見た目も納得するものとなりました。ジュリアンはこのシグネチャーモデルに現在プリウォーで一番のものと言われている楽器と同じトーンのオープンさがあることに気付きました。彼のとても説得力のある言葉で表現すると、このシグネチャーモデルは「愛すべきニュートラルなギター」だと。著しいレスポンスを持ち、お世辞ではなくこのギターはあなたの最高のプレイを褒め称えてくれることでしょう。ジュリアンのギターに対して常に学び、見続ける姿勢はまるで教師のようです。
このモデルはこの数十年コリングスでは見られなかった、手書きのペグヘッドインレイが施されています。これはビルがオースティンで小さな工房を30年前に始めた時に手作業でカットしたものを使用しています。私たちのリーダー、ビル・コリングスが彼の最後のプロジェクトであり現在のギタリスト達にとってのパーフェクトなギターを作り上げたことへの敬意を込めて、このインレイを採用しました。

OM1 JL

Julian Lage Signature

Top Sitka spruce
Back & Sides Honduran mahogany
Construction Animal protein glue
Neck Honduran mahogany
Body Binding Tortoise with custom wood purflings
Fingerboard Binding None
Peghead Binding None
Bridge Ebony belly-style with 2 3/16" spacing
Fingerboard Ebony with gold MOP short dots
Bridge Pins/End Pin Ebony with MOP dot
Nut Bone, 1 11/16"
Saddle Bone, drop-in
Neck Profile Custom JL carve
Peghead Profile Tapered square
Neck Joint Mortise & tenon hybrid
Truss Rod Fully adjustable
Frets  Medium 18% nickel-silver
Peghead Veneer  Ebony with gold MOP Collings script logo
Tuners  Relic nickel Waverly with vintage oval buttons (16:1 ratio)
Backstrip  1-style (walnut)
Rosette  Custom wood rosette
Scale Length  25 1/2"
Brace Material  Sitka spruce
Brace Pattern

Custom Traditional Series pre-war scalloped X-brace (no tongue brace)
Fingerboard Radius  14" - 26" compound
Body Finish  Custom satin nitrocellulose lacquer
Neck Finish  Hand-rubbed satin nitrocellulose lacquer
Pickguard  Tortoise
Strings  D'Addario NB1253 (.012"- .053")
Case  Collings Traditional handcrafted case

Body Length  19 1/4"  Body Depth  4 1/8" 

Lower Bout Width  15"Total Length  39 1/2"

*Julian本人が使用しているものは、

Adirondack Spruce Top(Option ¥185,000up)です。

ヴォイシング OM1 JLはTシリーズの延長として強力なトーン、暖かく丸みのあるハイ、ソリッドな反映力、そしてクリスピーなアタック感を強調した手法で作られている。

サテン・フィニッシュ トーンと美学の両面を念頭に開発されたカスタム・サテン・ニトロセルロースラッカー塗装を使用。真の、そしてのびのびとしたレスポンス、また時の経過によって光沢が柔らいだような質感も表現している。

初期型インレイ・ロゴ OM1 JLでは現在のコリングスではここ何十年も見られなかった初期のペグヘッド・ロゴを採用。ビル・コリングスがギタービルダーになろうと志した初期のルーツへの敬意を込め、このインレイを採用している。

ネック ラージが所有している1939年製Martin OOO-18をモデルとしたこのモデルのネックは1 11/16”ナットに2 3/16”サドルスペーシングを採用。 ワイドネックに慣れた方々のために通常のトラディショナルシリーズネックの1 3/4”ナット、2 5/16”サドルスペーシングもオプションとして可能。

装飾 芳醇なアンバー・ラッカー塗装、カスタム・ウッドパーフリングやロゼットを採用。ヴィンテージにインスパイアされたボイシングを持つこのモデルに見合うトラディショナルな装備となっている。

ハードウェア 正確そして安定のチューニングのニッケル・ウェバリーペグを採用。使い込まれたような風合いがヴィンテージの魅力とフィーリングを与えている。

コリングス・ケース 自社内で製作されるコリングス・オリジナルケースは楽器と同様のクラフトマンシップ水準で製作されている。このケースによって美しいコリングスギターを所有するということが完全形となる。類を見ないプロテクション強度と人間工学に基づいた優美さも兼ね備えている。